PPR

「パラオ・パシフィック・リゾート」 ・・・ 「PPR」と略して言う方がおなじみのホテルです。 というか、フルネームで言う方が違和感があるくらい、略称がしっくりきます。 パラオでも有数の高級ホテルというだけあって、規模も大きく設備もしっかりしていました。

 パラオ国際空港に到着したのは午前3時。 日本と全く時差がないので、正真正銘の丑三つ時と言えます。 眠たい眼ををこすりながら、迎えのバスに乗り、朦朧としながら(Elli は、朦朧とする間もなく落ちていました) 現地ガイドさんの説明を聞きつつ漆黒のホテルについたのは午前4時。 その後の記憶は定かならず朝を迎えてました。

 

 エントランスからロビーを真っ直ぐ進むと、右手にレストラン「ココナッツ・テラス」、そして左手に客室が並びます。客室は、オーシャンビュールームがメインとなっており、2階建てのコテージ形式のような構造(1階と2階は別部屋です)となっています。 建物の前は緑も鮮やかな芝生で、目の前の白いビーチ、そして青い海と美しいコントラストをなします。

 

 私たちの部屋は、ロビーから、客室に向かって進んですぐのところある(上の写真、右側)1階の部屋で、ビーチにもすぐにアクセスできました。

 ・・・ただ、眺めという点からは、海がよく見える2階の方がお薦めだと思います。

 また、ホテルの至る所にココナッツの木が茂っており、南国情緒豊かなのですが、時おり、ドスンという音とともに、ココナッツの実が落下してくるときがありました。真下を歩いていたりすると危険かも・・・。

 

 派手な豪華さはありませんが、ほっと落ち着ける空間でした。 コテージ風の作りですので、隣に部屋はなく、上階との遮音もしっかりしているので、リラックスできます。

 

 PPRのメイン・ダイニングは、プールサイドにあるココナッツテラス・レストランです。朝食はビュッフェとアラカルト。我々はずっとビュッフェでしたが、和洋いろいろな料理が並び、充実していました。昼食はアラカルト、夕食時には日替わりビュッフェの他、アラカルトも頼めます。夕食ビュッフェはイタリアンの日に試してみましたが、残念ながら味はもう一つ。アラカルトのほうが良かったかも。アラカルトは、昼食に一度ピザを頼みましたが、まあまあでした。

 PPRにはメインダイニングの奥にもう一つ、メドゥ・リブタルというレストランがあります。高級な雰囲気で、我々も旅に彩りを添えるべく、一度ディナーをとりました。大変美味しく、料理のセンスも洒落ていました。PPRは経営者が日本人であるためか、全体的に洋食やエスニックでも日本で食べるのと変わらないような味付けで、食べやすいです。ちなみに、パラオは戦前、日本の統治下にあったこともあり、コロールの街中でも日本食レストランが結構あります。その影響か、全体的には日本人には食べやすい料理が多いのかもしれません。

  他に、二つのレストランに挟まれるように小さなバー(こちらは利用しませんでした)と、プールサイドにメセキュー・ウォーターフォールというバーがあります。プールサイドバーは、最後の夜、星空の下でパラオに別れを告げようと、外に出てマンゴー・スムージを頼んでみました。スムージは美味しく、寄せて返す波の音もよかったのですが、そこで誤算が・・・ 何せ、南国の夜。蚊に刺されまくり、かゆみと羽音に耐えられず、飲み物を飲むだけ飲んでしまうと、余韻に浸る間もなく、敢えなく退散。皆さん、虫除だけけはしっかりしましょう。

 さすがにパラオ随一のビーチリゾートを自称するだけあって、豊かな白砂の砂浜は素晴らしいものでした。

 また、遠くにロックアイランドの島々が見渡せ、景観は最高です。

 

 朝、鳥が囀る、まだ誰もいない浜辺を散歩するのは本当に気持ちの良いものです。



 

 ビーチに面している海の中は残念なことに、珊瑚の白化が少し進んでいるようでした。 また、とても遠浅の海で、勢い、沖に行ってしまうのですが、その間に潮が引いてくる(結構、干満の差も大きいみたいです)と、 珊瑚に引っかかりそうになり浜に戻るのが大変です。




もう、何も言うことはありません・・・