Ourelodge

私たちがイル・デ・パン島で滞在したホテルは、Oure Lodge というオープンして間もないコテージ形式のこぢんまりとしたホテルでした。このページでは、ホテルの特徴、見どころなどについてお伝えします。

 イル・デ・パン空港に到着したあと、タヒチの時と同じく(詳しくはタヒチのホテル編を読んでください。)、メリディアン等のバスに乗車していく大群衆を尻目に、私たちだけがウレ・ロッジの迎えの車に「やっぱり、私たちだけなのね」と乗り込みました。運転手をしてくださるお兄さんも英語が苦手のようですが、時折、今走っている場所などを教えてくれたりしながらホテルに到着しました。レセプションでは、幸いにも口コミ情報などでも有名な“日本語が流暢な”カティさんが応対して部屋まで案内してくださいました。ホテルは全てコテージ形式になっており、鳥たちの囀る気持ちのいい林の中を通りながら、私たちは「4号室」へと向かいました。

 

 コテージは、隣接するのコテージとの間隔もたっぷりと確保されています。そして、1日中気持ちのいい太陽の光がふりそそぎ、貿易風がかけぬけていきます。デッキにはリクライニングチェアが用意してあるので、ここに腰掛けての午睡はまさしく極楽です。コテージの外観はシンプルですが木の優しさを感じる落ち着いたたたずまいとなっています。

 また、コテージの庭では、鶏が放し飼い(?)にされており、私たちが、滞在したときは、親子づれで鶏達が闊歩していました。その姿は、かわいらしいのですが、毎朝、4時頃に「コケコッコー」と大音量で起こしてくれます。  ・・・はっきり言って迷惑です。

 

 私たちの部屋 004号室は、「ラグーン・バンガロー」と言って浜辺から2列目に位置します。 1列目は「ビーチ・バンガロー」と言って、ロケーション的には最高なのですが、その分、お値段がお高くなります。

 しかし、2列目ではありますが、デッキのチェアに座って十分海を楽しむことができました。

 

 コテージのお部屋はゆったり、広々しています。内装は、木調でナチュラルにまとめられています。部屋には、キングサイズの大きなダブルベッド、書き物机、テーブル、籐いすなどがあります。案内にはミニバー有りと載っていますが、実際は冷蔵庫です。私達は、ミネラルウォーターのボトルを、常時冷やしていました。部屋のコンセントは、フランスと共通ですが、二穴ではなく、アース付きの三穴タイプです。私達はデジカメ充電用に、Erillがデンマーク留学時代に使っていた二穴用C型円形プラグを持って行ったのですが使えず、フロントでマルチ変換プラグを借りて、事なきを得ました。同じC型でも、円形でなく横長タイプなら使えたようです。持って行かれる方は、ご注意下さい!

 

 テレビやラジオはありません。昼は木々の音と鳥の声がよく聞こえ、夜は、それこそ静かに(鶏だけはコッコと鳴いています)更けてゆきます。余計な物がない分、南の島ならではの、ゆったりと静かな時の流れを満喫できます。
 自然のままを楽しむフランス流バカンスの過ごし方でしょうか。リゾートホテルの快適さを求めると物足りないのかもしれませんが、ヨーロッパの小ホテルやペンションを思わせる質実さと、シンプルな心地よさがあり、私たちにはとても気に入りました。

 

 レストランの朝食は、コンチネンタルとアメリカン。コンチネンタルは、カウンターに並んでいるパン、チーズ、ハム、ヨーグルト、ジュース、果物を自由に取ります。ごく簡単なビュッフェですが、大食漢の私達も、これだけで毎朝お腹いっぱいでした。アメリカンは、コンチネンタルの内容に、オムレツ、ソーセージ、ポテトが付きますが、あまりにも大量でした。ディナーは、フレンチです。
 タヒチ、ボラボラ島のホテルより、遙かに美味しくて洗練された味です。ラムのスペアリブ、鴨のブラウンソース、エビのカレーソースは特に美味しかったです。Tボーンステーキは、かみ切れないほど堅く、頼んで後悔しました。デザートのクリーム・ブリュレ、パイナップルのカルパッチョは美味く、特に林檎のタルトは、タルトというより、林檎とクレープを重ねた物で、絶品でした。フルーツ・サラダは、朝食で出る物と同じなので避けましょう。
 海岸寄りの建物は夜はバー、昼間は野外カフェになります。昼食はここで取ります。(おこぼれを狙って、鶏達もやって来ます。) サンドイッチは、バゲットがとても美味しく具もたっぷりの立派な食事でした。ピザも、なかなかの味でした。ミネラル・ウォーターも買えます。(カフェが閉まっていて、レストランのみの時間帯は、レストランで頼めば売ってくれます。)