FOLの丘よりモーゼル湾遠望
汗だくになりながら昇りつめたFOLの丘。そこから見える景色は流した汗に報いてくれるものでした。聖ジョセフ大聖堂越しに眺められる紺碧のモーゼル湾に浮かぶ白いヨット。そのコントラストがとても印象的で、亜熱帯の陽光の下に引っ越してきた南フランスの街を眺めているようでした(南仏は、行ったことはないのですが・・・)。
聖ジョセフ大聖堂
FOLの丘の麓に、ヌーメアの街を見守るように立つカトリックの大聖堂です。1888から1894年にかけて建設された、ゴシック様式の建築です。端正で、風格に満ちたその姿は、南国の空の下でひときわ晴れやかに際立ちます。私たちが訪れたのは日曜日。ミサでも入れると聞いたのですが、どの扉もしっかり閉ざされ、唯一空いている正面の扉には、しっかりと鉄格子がはまり、入れないものの、中の様子を覗くことだけは出来ました。ステンドグラスの光が、入れない分余計に明るく射していました。敷地内には、ジャンヌ・ダルク像や、もう一つ別の小さな聖所などがあり、当地のカトリック文化を感じました。夜、ライトアップ(写真は、星空ツアーを案内して頂いたひらいさん撮影です))で浮かび上がる姿も美しい、まさしくヌーメアのシンボルです     
フランボワイヤン(火炎樹)
フランボワイヤンは、別名火炎樹と呼ばれ、その名の通り、燃えるような赤い花が印象的です。ニュー・カレドニアの夏を彩る代表的な花で、私たちが訪れた時は、街の広場やホテルの近くなど、至る所で華やかに咲き誇っていました。
アンスヴァタの海
アンスヴァタの海沿いを散歩していると、沖合にヨットが何隻も浮かんでいました。空と海のブルーに、白い帆がよく映えています。幾何学的で、涼しげなその姿は、アンスヴァタの街の粋な雰囲気と、響き合うような気がしました。
アンスヴァタの夕陽
ニューカレドニア滞在最後の日、メリディアンのプライベートビーチで見た夕日です。滞在中、何度も水平線に沈む夕日を見ようとしてかなわず、最終日にしてやっと理想的なロケーションに巡り会えました。水平線の間際は、雲がかかっていますが、この季節はもともと雲が立ちやすい上、水平線の近くは、球体の地球の宿命で、どうしても大気が重なり、薄い雲も厚く重なって見えてしまうそうで、仕方のないことのようです。金色よりももっと深い色に黄昏れる夕日は、その夜島を離れる私たちへの、何よりの餞別となりました。