1998年夏、コペンハーゲン留学中のErillは、旅行会社に勤める知り合いの紹介で、ノルウェーのフィヨルド地帯にあるホテルで、泊まり込みでアルバイトをすることになりました。6月始めから9月始めまでのおよそ三カ月間、ホテル内の土産物屋で働きながら、休みの日には、行ける範囲でノルウェー各地に足を伸ばしました。
 
 北欧随一の、そして世界でも有数の山岳美を誇るノルウェー。そこには、水と緑に恵まれた、美しく、かつ神秘的な大自然が展開しています。フィヨルドや湖の澄んだ風景もさることながら、氷河に削り取られた大胆な起伏を持つ、草に覆われた山々、岩山を黒々と濡らしながら滴り落ちる沸水、草木一つ生えない岩と雪の高山地帯などの風景は、荒涼感が漂い、どこかこの世の果ての、それこそ「月の西か北」にある世界を見ているような、精神の琴線をふるわすような神秘性に満ちています。

 それは、実際にこの地を訪ねて初めて実感できる雰囲気で、とてもErillごときの写真や文でお伝えできる物ではありません。暗い写真が多いと思われるかもしれません。それは、何より私の写真の拙さ、また、滞在した1998年が冷夏の年で、実際に天候が悪かったこと、ノルウェーが高緯度に位置する為、晴れていてもどこか風景に陰影があるからです(そして、これこそがノルウェーの自然を印象付けるのですが)。この土地の魅力の十分の一もお伝えできていないと思います。
 
 南北の距離が、ヨーロッパ大陸部の南北間、デンマークからイタリアまでの距離とほぼ同じほどあるノルウェー。その自然が持つ大きな魅力のほんの一端でも、感じて頂けたらと思います。

Norway

Erillが住み込みアルバイトをしたスタルハイム・ホテルを取り巻く自然や、生活の様子です。今のところ文章中心です。

ソグネフィヨルドとその周辺地域の写真です。スタルハイムも、ソグネフィヨルドを巡るルートに入ります。

ページ名は、「山と氷河」という意味のノルウェー語です。山岳地帯の風景や、氷河の見える写真を集めてみました。

北極圏に位置するロフォーテン諸島の写真です。自然景観もさることながら、厳しい自然の中でひっそりと営まれる人々の生活が、印象に残りました。